エコーラインから少し外れたところにあるスープ専門店「SOUPS YATSUGAYAKE」。
駐車場から入口まで一本の小道が伸び、周りを草木が囲う……誰かの隠れ家をこっそり訪ねるような気持ちになり、それだけでもなぜかワクワクしてしまうこのお店。実際に店内に入ると、中も不思議な雰囲気なんです。
古民家をベースにした建物に、木で作られたテーブルや椅子、店内の黒板に手書きで書かれたメニュー……今っぽいけれど、どこか懐かしいレトロさがあります。
実はこのお店、オーナーが自分の手で少しずつ改装したんだとか。今も少しずつ改装を続けているんだそうです。

そんなお店で出されるメニューは、1年を通じて出されるメニューもありますが、地元産の野菜が収穫できる時期に合わせた季節ごとのメニューがたくさん。窓から見える風景とともに四季折々の変化を、食べて感じることができるお店です。

「食べて季節を感じる」というのは、実際にお店の看板であるスープをいただいてみて強く感じたことでもあります。「SOUPS YATSUGATAKE」のスープは、どれも素材を活かした調理法で、色や香りを含めて、素材となった野菜の味がはっきり伝わってくるものばかり。「野菜の入ったスープ」でなく、「野菜でできたスープ」という感じで、自分が何を食べているか口に入れた瞬間にわかるんです。「いいものを、マジメにおいしく」というオーナーの言葉の意味がすっと理解できました。

さて、このお店、スープ以外にもサラダや肉料理などいろいろなメニューがあります。特に私が気に入ったのは「チキンウイング」。ハニーガーリック味がもう最高。次も絶対頼みたい！
さらにはチョコブラウニー。しっとりとしていてほどよい甘さでおいしかった。

とても笑顔のやさしい夫婦が迎えてくれる「SOUPS　YATSUGATAKE」。
温かいスープが恋しくなったときはもちろんですが、「美味しい野菜が食べたいな〜」と思ったら、ぜひ行ってみてください。人もスープもあたたかみを感じるお店です。