ヤツガタケノート

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2013.12.6
雑貨を見に行ったつもりが いつの間にか薪ストーブに夢中に

ストーブハウス

店内に入るとまず迎えてくれるのはたくさんの輸入雑貨。ステーショナリーから生活雑貨、洋服まで、店内に所狭しと並んでいます。

ストーブハウス

そんなストーブハウス原村店さんは、実はお店の名前にもなっているように、薪ストーブの専門店。入り口から少し進むと、北欧やアメリカなどのメーカー製薪ストーブや、ストーブ用品が展示されています。

ストーブハウスストーブハウス

実は最初はどちらかといえば雑貨の方を中心に紹介しようと思って、店内を見て回っていました。実際、雑貨だけ見ていてもすぐに時間がたってしまうくらいいろいろな商品がありますから。ついつい取材を忘れて見て回ってしまいました。

ですが、いざ薪ストーブの話を聞き始めると、これが面白いんです。昔は別荘やペンションで、インテリア代わりに導入する人が多かったという薪ストーブですが、最近では暖房器具としての優秀さを気に入って買っていく人が多くなっているのだとか。ヤツガタケノート2号本誌でもちょっとご紹介したように、二次燃焼による効率的に熱を作り出したり、一度暖まれば蓄熱製が高かったりと、空調による暖房などとは全然違う機能や特徴を備えているんです。

店舗スタッフの吉川さんには、そういった薪ストーブの入門編のようなお話をたくさん聞かせていただいたのですが、個人的にすごく惹かれたのは、「実際に火をつけることの楽しさ」という店。

ストーブハウス

冬になると、このお店では実際に設置された薪ストーブに火が入ります。そのため、冬になると吉川さんの1日はお店の薪ストーブに薪を入れ、火をつけるところから始まるそうです。

ワンタッチで終わりとはいかないので、考え方によってはちょっと面倒な作業ですが、実は吉川さんにとっては「それが楽しい」んだとか。

毎日「今日はどんな風に薪を組もうか」「どうやって火をつけていこうか」といったところから考え始め、徐々に炎が広がっていく様子を楽しむ……。キャンプファイヤーやバーベキューなどのときもそうですが、実際に自分で火をつけるというのは、人をワクワクさせてくれる部分がありますよね。「薪ストーブではそれが毎日できる」と吉川さんは楽しそうに話してくれました。

さらに火をつけた後も楽しいという吉川さん。「これは個人的な考えではあるんですが、火って同じものがないんですよ。ゆらゆら揺れて、いつも違う」。だから、見ているだけでも面白いのだとか。確かに、炎を見ていると、不思議と落ち着いた気持ちになったりするもの。そんな話を聞いているうちに、自分でも薪ストーブで火を焚いてみたいという気持ちがどんどん強くなっていってしまいました。

取材にうかがったときは、まだ秋口だったため、残念ながらまだ薪ストーブに火は入っていませんでしたが、12月に入った今の時期はカフェスペースに設置された薪ストーブも活躍し始めているそうです。

雑貨をゆっくり見てまわり、カフェスペースで薪ストーブの前で一休み……。冬の八ヶ岳に来たら、ストーブハウスでそんな時間を過ごしてみてはいかがでしょう?

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